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牛と譲渡担保と私

10年くらい前,地元不動産やサンのご紹介で来所したAさん。
ステーキハウスを営むAさん。聴くと,牛の乳しぼり体験ができる小さな牧場経営の後輩君
に頼まれ300万円を現金で貸したとか。その時「期日までに返せなかったら牛を貰う。」
という口約束をしたが借用書も何もない・・・,なぜか胸騒ぎがして相談に来たのだそう。

聞き取ると債務者(この場合は借りた後輩君)は他にも飼料業者等に借金があるよう。
これは口約束を書面にしておいた方が良いね,となり,「借用書兼任譲渡担保権設定契約書」
を急いで起案しAさんと債務者に確認したうえで署名捺印してすぐさま法務局で確定日付を
取る。という簡単なお仕事をしました。

※確定日付というのは,その書面(本件の場合・・・契約書)が,確かに平成年月日に存在した。
ということを公に証明する効果があるもので,証明したい日に証明してもらいたい書類を同じもの
を2通、公証役場か法務局に持ち込むと1通700円程度で日付入りスタンプをポンポン押して
貰って完成という,コスパ良い優れものなのです。私は,まあまあ利用します。
法人勤務時代には,受験生補助者君に,「君は確定日付というものがどういうモノか実際見たことがあるか?」
と尋ね,「無いです。」との予定調和的回答を得るとすぐさまわたしは,「百聞は一見に如かず。これからすぐ法務局に
走って確定日付貰って来てくれ。」と美味いこと言い含めて行かせたものですw

えっ,補助者君が「確定日付見たことあります!」と自慢げに回答したどうするのかって・・・それはあなた,「おおそうか。ういやつぢゃ。それなら君に任せれば四の五の説明しなくてもすぐに貰って来てくれるな。行ってらっしゃい。気を付けて。」
となるのです。

法律家を自称するならば,相手の回答を複数予想しそれに対応する応答を用意するのは基本のキですぞ。

・・・・・・と話が本線から支線に行きましたが,そろそろ夕飯の時間なので本日は,これにて一件落着。

してないけどねw

 

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